人のはなし。
人間は100人いれば100通りの考え方、価値観、性格をもっている。
だから、自分の善悪でそれらを片付けたりまとめたりは絶対にできないと思っている。
ある興味深いはなしを聞いた。
登場人物は3人。
AさんはBさん、Cさんの母親。
BさんはAさんの長女。
CさんはAさんの次女。
3人は家族で、同じような価値観でまとめられた中で生きていた。特になにに困ることもなく幸せに暮らしていた。
Bさん、Cさんはそれぞれお嫁に出てそれぞれ新しい家庭を持った。
そこでまた新しい価値観が生まれた。
Bさんは段々と家庭内で問題を抱えるようになり、少しひねくれたり、人を妬んだりするようになった。
Cさんは問題はちょこちょこ表れるものの相変わらずいろんなものに恵まれ幸せな暮らしをしていた。
BさんはCさんをも羨んだり妬むようになっていた。
そんなバックグラウンドがあっての本題。
外出時に少しの間一緒に孫をAさんに預かってもらったBさんとCさん。
Aさんは帰宅した2人にそれぞれに同じ話をした。
「孫は可愛いね。とってもおりこうさん。オムツ替えるのも懐かしいもんだよ。留守番中はおりこうさんに寝ていたよ。」
Cさんはこんな風に捉えた。
一方Bさんは
「また孫おいて出かけてったんだ。いつまでたっても帰ってこないから仕方ないからオムツも変えてやったよ。」
こんな捉え方をしていた。
Aさんが本当に言いたかったことはどちらなのか。
BさんとCさんどちらの話も聞ける第三者としてはすぐに判断することは難しい。
はっきり判断しなければならないとしたら、3人それぞれの性格をしっかり見極めていなければならない。
そんなことは第三者にとっては、なかなかできないこと。
相手にどう伝えるかによって同じ話でも全く印象がちがくなる。
人から聞く話は話半分にしていたほうがいいなぁと思う今日この頃です。
自分も人になにかを伝えるときには気をつけなくちゃ。